呑んだくれのヘ音記号

酒があったら毎日Happy。

〆張鶴 しぼりたて 生原酒

新潟に行って酒をのんだくれる旅。現地の酒屋さんにも行ってそれなりに日本酒を仕入れてきました。その中で、一番自分が楽しみにしていたお酒が「〆張鶴 しぼりたて 生原酒」です。現地で飲んだ日本酒の中で一番気に入ったのが〆張鶴。旨口でありながらも辛口のそのお酒に魅了された私、何種類かのバリエーションで購入して帰ってきたのでした。

生原酒なので、素早くいただくのが命。飲んでみると…。なんと!まるで〆張鶴じゃないみたい!(なんていう書き方するとすこしおかしいですね)もともと持っている旨さ、それが数倍にもなって感じる濃厚さ。生ならではの微発泡の感じ、そしてそのアルコール度数20度。「花」の生原酒とのことですが、これまったく違います。濃厚なお酒の味。日本酒党の方でもこれなら納得して飲んで頂けるようなガツン系の味でした。(反面、すっきり系だと思った友人は「うへぇ、濃いぃ!」と言っていましたが…)

有名な蔵の有名な酒でも、その土地にお邪魔しないとなかなか味わえないお酒。そんな真骨頂を今回感じたような気がします。次はどんな〆張鶴を開けようか…なんて楽しみが、また一つ増えました。

三種類の新潟の酒

年末年始を利用し、新潟は月岡温泉におじゃましました。月岡温泉のお湯は噂に違わぬ名湯で、柔らかなお湯は何度入っても湯冷めしにくい不思議なお湯でした。ネックは東京からの遠さですが、また機会があればまたぜひ行ってみたいと思います。

閑話休題、この月岡温泉の居酒屋さんに行ったときに味わったのが添付写真の「ほろ酔いセット」です。ほろ酔いとは名ばかり、たっぷり3杯分入ったおちょこでそれぞれの日本酒を味わえるのが素敵でした。それぞれ一言感想をば。

  • 越乃寒梅:言わずもがなの越の三梅の代表格。すっきりとしたその味はさすが。昔の日本酒ブームを巻き起こした実力はやっぱり噂通りでした。
  • 〆張鶴:あまり味わったことがなかった、下越を代表するお酒。越乃寒梅が女性的だとすると、〆張鶴は男性的。日本酒のような切れ味を持ったスッとしたお酒。個人的にはチョー好み。
  • 王紋:地元新発田市の酒造会社のお酒。なんというかとっても力強い。おそらく唯一の普通酒であったこともあり、日本酒らしさが味わえるお酒でした。

この3種類を頂いたのは、新潟に伺った初日でした。今回のスケジュールは酒蔵巡りする暇がなかったので大量にお土産を購入することになったのですが…(そして そのレビューはゆっくり1本ずつ紹介しようと思いますが…)どのお酒も新潟らしい水、米を使った美味しいお酒でした。一番ビックリしたのは、このお酒を育んだ地元の水が丸かったこと。通りでこのような日本酒ができるんだなぁ、と感心してしまいました。やはりその土地でのむお酒はバックグラウンドが知れてとても良いですねぇ。

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月桂冠 ヌーベル純米吟醸

ここのところプライベートでは激務が続いていたので、飲む酒もほとんど定番ものになっていました。第三のビール、第三のビール、たまにはハイボール、九州土産の焼酎。(かといって飲まないわけではないんですが)というわけで、久しぶりに日本酒飲みたいなぁ、と思い近場の酒屋でふとみかけたのが「月桂冠 ヌーベル純米吟醸」です。

瓶の美しさと価格に負けて買ったのですが…なかなかどうして、キレイなお酒です。個性はあまり感じませんが、上手い。このレベルのお酒が1,000円前後で購入できてしまうのだから、大手の蔵もまだまだ捨てたもんじゃありません。ほどよい感じで高水準、しかも安価なので、「普通に」「いいお酒を」普段着感覚で飲める酒だと思います。入手しやすいのもプラスぽいんとですね。マイナス点は…普通すぎる点でしょうか。個性の強い酒を飲みすぎている私としては、もう少しアピールできるポイントがあればもっと売れそうな気がします。

年末年始は新潟にお邪魔する予定です、新潟といえば…もちろん日本酒。まだ見ぬ旨い酒があればまた書こうかと思います〜。