呑んだくれのヘ音記号

酒があったら毎日Happy。

ブラックニッカ ブレンダーズスピリット

あっというまに今日は期末日。業務的には私は期末よりもその数日前がピークを迎えるため、今期も無事に終わることを勝手に祝し、買い置きのウイスキーを開けることにしました。ニッカの、ブラックニッカ ブレンダーズスピリットです。

マッサンの人気だったのがつい先日のことのように思い出されます。ウイスキー人気が爆発しすぎてニッカウイスキーの商品ラインナップを変更せざるを得なくなった話は有名ですが、その中でも限定物として以前販売されたのがこの製品。2017/3/28に再販されるということもあって、勢いで開けてみました。味わいは…ブラックニッカのとっつきやすさはあるものの、余市原酒の力強さが残り、余韻もかなり長い部類です。ソルティな特徴を残しつつ、グレーンとのブレンドが上手い、ちょっと贅沢な日常酒です。標準価格は2,500円?いや、サービスしすぎでしょう、相変わらず。この価格帯では、海外に自慢できるジャパニーズウイスキーだと思います。

ニッカの竹鶴12年やサントリーの山崎12年など、手軽な価格帯で楽しめた定番品の終売が目立つ日本のウイスキー。このウイスキー、ちょっと高くてもいいからずっと売ってくれないかなぁ。ダメだろうなぁ。季節物として、楽しく味わいたいと思います。

〆張鶴 月

なんだかんだ言いながら、年末年始に新潟で購入した〆張鶴、未だに飲んでいます。ご当地新潟の酒屋さんでは、〆張鶴にもいろいろなグレードがあります。

  • 吟撰:吟醸酒
  • 純:純米吟醸酒
  • 雪:特別本醸造
  • 月:本醸造
  • 花:普通酒

今回レビューさせていただくのは「月」です。比較的手に入りやすい本醸造酒ですが、このランクでもレベルの高いこと。4合瓶でも1,000円を切るコストパフォーマンスながら切れ味はスパッとした男酒(と勝手に命名)です。多少醸造アルコールは感じますが、とはいえ程よいバランスでまとめ上げているのは見事。我が家の常備酒に、今度見つけたら積極的に購入しようかしらと考えています。

現地に行くと180mlのお土産用〆張鶴が売っていますが、その銘柄も「月」です。おみやげとしても貰って嬉しいお酒ですね。あとは、いつ「純」を開けるか…その時を楽しみにしています。しかしまぁグレードの名付け方で「雪月花」とは、大変に風情を感じますよね。

蓬莱泉 可。

先週、名古屋にお邪魔する機会がありました。味噌煮込みに手羽先。味噌おでん。手羽先にはやはりビールがエンドエレスで進んでしまうのですが、2軒目に行くとやっぱり日本酒が飲みたくなるもの。ここでやっぱり飲みたいのは地酒。地元の方がオススメしてくれたのは「蓬莱泉 空」でした。残念ながらお邪魔したお店にはありませんでした、残念。ただ、同じ酒蔵のお酒ということでいただいたのは、関谷醸造さんのお酒「可。」(べし と読みます)です。

特別純米のお酒で、地元の方に愛されるお酒。でも愛知の地酒を初めて味わってみると…甘みが非常に強く、口触りが滑らかなお酒です。いままで新潟の切れ味するどい酒に慣れていた私としてはちょっとだけ甘い気もしましたが…これはこれでんまい。味噌づくしの料理に非常によく合うお酒でした。

この「可。」、瓶も華やかなのでお土産に持っていっても喜ばれそう。ぜひ名古屋メシにあわせていただきたい佳酒でした。