呑んだくれのヘ音記号

酒があったら毎日Happy。

花浴陽

いまさら今年のお正月を振り返るとそれはそれで各方面から非難の声が聞こえてきそうですが…。ともあれ、わたしも実家に帰ってゴロゴロしておりました。そんな中、親戚の方が珍しい日本酒を持ってきてくれました。羽生の南陽酒造がつくるお酒、花浴陽(はなあび)のおりがらみです。レアキャラであるこの親戚さん、来るたびにいつも珍しいお酒を持ってきてくれるのですが…。これには恐れ入りました。

新進気鋭の酒蔵が醸すこのお酒、ひとことでいうと「華やか」。軽い酸の感じと濃厚な酒の雰囲気を残しながらも、全体的には舌の上でお酒が踊るようです。日本酒感もしっかりしながらも軽快な感じ、悪くありません。日常飲むにはすこしもったいない気もしますが、お正月という非日常であれば、くいくい飲んでもバチは当たらないか。

ちょっと残念なのは、とっても入手が困難なこと。小規模の酒蔵の佳酒ゆえか、わりといい値段で取引されてしまうようです。見かけることがあれば、ぜひ試してほしいお酒です。

 

十一正宗 尚仁沢 純米酒

12月初旬。私は那須にお邪魔しておりました。初頭の那須は例年に比べると寒かったものの、現地の友人に聞いたところ「今年は暖かい」とのこと。例年身にしみて寒さが堪える季節になってきましたね…。那須に行った際に、おすすめの地酒はありますか?と尋ねると、二つ返事で「これ、安いけどとても飲みやすいからおすすめ!」と持たせてくれたお酒。それが十一正宗 尚仁沢です。

那須の湧き水の名前、尚仁沢の名前を冠したお酒。なんとなめらかな口当たり。パンチが効いた純米酒とはタイプが異なり、なにが相手でもすんなりとこなす順応性の高さが身上です。するっと飲めてしまう感覚は、新しい。けど、価格はお手頃。(四合瓶で1,000円程度)那須にお出かけの際は、バーベキューのお供にいかがでしょう?

サントリー -196℃無糖クリア レモン&ライム

毎日晩酌をしている私ですが、いつも晩酌をしている中で安定を求めます。どだい一杯目は第三のビールが指定席なのですが、たまには変化球が欲しくなったします。そんな私がチューハイで唯一箱買いしているのが、今回ご紹介する「-196℃無糖クリア レモン&ライム」です。

チューハイは私も好きなジャンルです。スーパーに行けば気軽に購入できるその価格帯も嬉しく(350ml缶は108円で購入できる)、気軽に飲めてほんのり甘いものが多くて飲みやすい。まさに1本ずつ買うに最適な環境ではあるのですが…箱買いとなると本当に気に入ったものしか購入できません。そんな私の購入に至る条件が以下の通りです。

  • ほんのり甘くて飲みやすいこと。(甘すぎるのは却下)
  • 薄すぎず、濃すぎないこと。(濃いチューハイは悪酔いするので却下。薄いチューハイは酔うまでに時間がかかるので却下)
  • 柑橘系のフレーバーが入っていること。(個人的好み)

柑橘系の甘くないチューハイという点では、レモンハイがファーストチョイスになるかと思いますが、私が好きなのは、ほんのり個性を感じのもの。かつ、甘すぎず苦すぎないチューハイをオーディションした結果、勝ち上がったのがこのサントリーだっということです。

味わいは、シンプルなレモンとライムの風味。きつすぎないアルコール。スッキリとした飲み口。ほんのりライムが主張しますが、くどくなく、素直に美味しいと思えるものです。チューハイ選びの迷宮に入り込んでしまった方、ぜひ一度お試しくださいませ。