呑んだくれのヘ音記号

酒があったら毎日Happy。

軽井沢ブルワリー 工場見学

ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?酒好きの私は性懲りもなく(また)ビール工場を見学してきましたので、こちらをご紹介したいと思います。

https://instagram.com/p/2HaZC0pA2N/

お邪魔したのは軽井沢にある「軽井沢ブルワリー」の向上です。つい最近出来たということでまだ工場見学されるかたは少ないようでした。私が予約した際も幸運にも少人数での見学となったので、付き添いの社員の方(総勢12名なんだそうです)にいろいろと質問させていただくことが出来ました。

https://instagram.com/p/2Habq3pA2R/

まずは仕込み釜。訪問させていただいた際はちょうどメンテナンス中で釜の中を洗浄しているところでしたが、この釜は2,000リットル入るそうです。ちなみにドイツから直輸入して様々な種類のビールを作っているそうです。

https://instagram.com/p/2HafjqpA2X/

発酵工程の釜。こちらは4,000リットル入るそうです。全部飲んだら二日酔いどころか倒れそう。というか間違いなく死んでしまいます。でもそんな死に方だったらイイかも。閑話休題、こちらでは約2週間の熟成を経て製品として詰められるそうです。大手4社の熟成期間は4週間程度ですから、すこし短めですかね。

https://instagram.com/p/2HamdopA2i/

 

製品タンクはこちらのタンクに入れられて…

https://instagram.com/p/2HaiXyJA2a/

こちらの機械を通ります。なんとコレ「濾し器」だそうです。ホップの澱や不純物を真ん中のアミの部分を通ることで安心して飲めるようになるんですって。で、この後「瓶詰め」「缶詰め」されて出荷されます。

https://instagram.com/p/2Ha05ppA3D/

個人的に関心を持ったのがこちらの図。ビールは税金が77円もかかっているそうで、発泡酒、新ジャンルになるにつれて酒税がどんどん安くなります。ノンアルコールビールは税金がかからないそうです。私もたくさん税金払っているんだなー、と。ちなみに、日本国内のノンアルコールビールは「アルコールテイスト飲料」ということでビールづくりとは異なり、様々な方法で「ビール風」に仕立ててある清涼飲料水なんだそうです。海外のノンアルコールビールの中には(レーベンブロイなど)ビールからアルコールを除去することでアルコールフリーを謳った製品もあるんですって。

https://instagram.com/p/2Hav6bJA21/

このあと、お待ちかねの試飲タイム。この日の試飲は「プレミアム・ダーク」という商品でした。ダークという割には全然飲みくちスッキリ。聞くと、軽井沢ブルワリーのビールはとにかく「飲みくちスッキリ」をコンセプトに作られているそうです。夏の暑い日、スポーツをした後にゴクゴク飲めるビール、農作業した後にスッキリ飲めるビールが目標ということで、所謂個性の塊のような「地ビール」を想像するとがっかりされる方もいらっしゃるとか。とはいえ、私はこういったビールのほうが好きですから今回の工場見学は正解でしたね。

https://instagram.com/p/2HatkxJA2v/

ビールサーバーはなんとA.Saxでした。こちら、都内のジャズバーにあるものを偉く気に入った工場の方が無理を言って3台この工場のために用意してくれたものなんですって。きちんと中にはビールを通るためのくだが通っています。(実際に吹かれていた楽器とのことです!)なんとも洒落ています。

このような感じで駆け足で巡った軽井沢ブルワリー、お時間としては約1時間弱の工程でした。新しい工場は後ろに音楽が流れ、工場そのままの施設を五感で体験できるという素敵な場所でした。生麦の工場見学のようなメカメカしい感じは少ないけれど、地元にしっかりと根づいたビールを作りたい、そんな思いが伝わってくる環境でした。軽井沢駅からは車で30分弱かかります(地理的には上田の方が近い)が、機会があればぜひまたおじゃましたいです。