呑んだくれのヘ音記号

酒があったら毎日Happy。

会津の地酒めぐり

いまさらですが、話はGWまで遡ります。ぽっかりと空いたGW、どこかへ何かをしに行こう!と思い立ってやってきたのは会津若松。特に何が合ったわけではないのですが、ちょっと離れた北の酒蔵が密集する、一捻りきいたところはどこだろうか…と考えたところぼんやり浮かんだのが会津若松でした。

高速道路を走らせ、宿泊予定のホテルに車を置かせてもらったら、いざ行動開始。酒蔵巡りの旅の始まりと相成りました。今回お邪魔させていただいた酒蔵および酒屋は、

  • 宮泉酒造(宮泉、寫樂)売店
  • 鶴乃江酒造(会津中将、ゆり)売店
  • 末廣酒造(末広、玄宰)嘉永蔵および売店
  • 植木屋商店(酒屋)
  • うめや酒店(酒屋)
  • ほまれ酒造(会津ほまれ)売店※ここだけクルマでお邪魔しました

以上4蔵+2酒屋。会津の地酒はドッシリ、しっかりとした味がベースで、吟醸酒や大吟醸酒になると軽快さを併せ持った酒もあり。備忘録的に、マイベスト3を紹介しておきますね。

第3位 ならぬことはならぬものです

どっしりとした重さが特徴の会津ほまれ。大吟醸をすごく安く購入できたり、フリーアナウンサー唐橋ユミさん(サンデーモーニングのメガネさん)のご実家としても有名。このお酒は純米の原種、期待をうらぎらない重さ、濃厚な香り。コアな日本酒らしい日本酒好きの方に。

第2位 会津中将 夢の香

鶴乃江酒造は、ときどき都内でも見かけることができる酒蔵です。ここの会津中将もどっしりとした味わいとキレが特徴ですが、この夢の香は爽やかさまであわせもった佳酒。ちょっとお値段高めですが、機会があれば是非味わってみて欲しいお酒です。

第1位 寫樂

今回の旅で一番の収穫は、迷うことなくこの寫樂。宮泉酒造で購入しようとしましたが、地元の販売店での取り扱いしかないとのことで、わたしはうめや酒造さんで一升瓶を捕獲したのでした。このお酒、定価は一升瓶で3,000円なのですが、とにかく酒造りが上手い。米の味を残しながらもさっぱりしすぎずクドすぎず。ザ・中庸。入手しづらいのが一番のネックなので、定価で見つけられたら間違いなく捕獲をお勧めします。(あっという間になくなりますから…!)

白牡丹(上撰)

先週末、凝りも凝りずに飲んでいました。珍しくイエノミだったのですが、気の合う仲間たちとの飲みは本当に楽しい。そして、大人たちの収集癖ってステキ。各人が1本ずつ持ち寄るというルールのもと、文字通り「銘酒」をいただきました。

  • 酔心 純米大吟醸 五割磨き原酒(広島):いちばんキレイなお酒。丁寧な仕事が伺えます。
  • 箕輪門 大七(福島):生もと造りの大吟醸。独特の個性と酒の綺麗さの調和が見事。
  • 無為信 会津娘 特別純米(福島):丸い味。冷でも熱燗でもいけます。
  • 奥の松 純米大吟醸(福島):個性の塊。年代物の古酒のような風味が強かったです。
  • 鍋島 Summer Moon(佐賀):さすがの鍋島。さっぱりといつまでも飲み続けることができます。
  • 初孫 旬香(山形):吟醸酒とは思えない綺麗さ。重さと軽さのバランスが良く、一番人気。

そんななかで、今回ひときわ異彩を放っていたのが、広島の地酒「白牡丹」。西条市にある白牡丹酒造の地酒で、友人の地元に行った時に買ってきてくれました。一升瓶だし、上撰だし…となんとなく後半に出てきたこのお酒。しかしまぁなかなかどうして。甘口のお酒は食中酒としての相性は抜群に良く、私はとっても好きでした。日本酒ってやっぱり奥が深い。

ちなみにこの日も全ての日本酒が空いてしまったわけで、次の日は見事に二日酔いだったわけで、まぁそれもそれで味があったりなかったり、気持ち悪かったり…。

繁桝 大吟醸

永らく放置してしまっているような気もする、本ブログ。いや、酒はいっぱい飲んでいるんですよ。GWにも酒飲み旅行に行ったし。そのブログもあげたいなぁと思っていたら、お仕事が忙しくなったり、環境が変わったり、おかげで今までのようなブログがアップできなくなってしまったり。悲しいものですな。 で。今回はゴールデンウイーク話の前段階。まだ春に飲んだお酒「繁桝」をご紹介したいと思います。私の中で九州は焼酎文化が根付いているイメージが強いのですが、福岡県は日本酒も結構作られている印象があります。水が美味しいからか、南に位置するからか、さらりと飲めるお酒が多い印象。 今回物産展で出会ったお酒は「大吟醸」。このお酒、ほとんど出回らないお酒で、本当は「純米大吟醸」を作る過程で出る「純米大吟醸」を名乗れないようなお酒を地元の方向けに安価に飲んで欲しいとの思いからできたお酒。なので、大吟醸のくせに1,500円以下で購入できるとってもコストパフォーマンスの高いお酒です。 印象は…飲みやすいです。純米大吟醸も比較して飲みましたが、純米大吟醸はすこしキレイ過ぎるお酒で、食中酒として飲むには勿体無い。その点、この大吟醸は味があり程よい日本酒感が感じられる私の好きな味でした。なかなか出会うことが少ないお酒だとは思いますが…きれいな酒がほしい方は一度お試しを。