呑んだくれのヘ音記号

酒があったら毎日Happy。

獺祭 島耕作

ずっと放置してしまっていたこちらのブログ。今週のお題が「祖父」ということで、メインのブログを日本酒テーマで書いたときに「酒ブログも」と祖父に言われたような気がして…。久しぶりの更新です。

このブログに記載していないお酒もたくさん飲んでおりました。それこそウイスキー、日本酒、ビールに焼酎。なんでも来いの私ですが、ここ最近でいちばん印象に残った酒が「獺祭 島耕作」です。西日本で発生した豪雨災害の影響を受けてしまった、獺祭。その獺祭を地域復興の一助として発売したものです。酒蔵としては苦渋の決断だったかもしれません。でもそのお酒をいただくことで私も支援の輪に加わることができたら…との思いから購入しました。

味の出来は…やはり獺祭。美味しい。一瓶一瓶中に入っているお酒は違うかもしれないけど、同じ思いを持って作られたお酒。その思いを感じながら味わうお酒。なかなか心に残りました。

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喜久泉 吟冠

大変にご無沙汰となってしまった今回のお酒日記。ウイスキー業界では、白州12年と響17年が終売してしまうという大変に残念なニュースが飛び交っておりましたが…私は私生活でぐったり中でして。そんな中、私が今回飲んだお酒は、青森県、西田酒造の「喜久泉 吟冠」です。

西田酒造と聞いてピンときた方、はい、あなたは通ですね。ご存知「田酒」の酒蔵の別ブランドが今回の喜久泉です。今回は田酒とセット販売されていたのを購入したのですが…。いやいやどうして、この喜久泉だってまったく田酒に勝るとも劣らない佳酒だとおもいます。するっと入っていくすっきり感、アル添だからこそなのかの飲みやすさ、だからといって辛すぎない、食事を邪魔しない、うまく脇役であり続けるお酒。そんな印象を持ちました。

田酒はなかなか首都圏では手に入りにくい印象がありますが、、、この喜久泉だってなかなかいい線いっています。もし見かけたら二本とも購入し、飲み比べしても面白いかもです。

澤屋 まつもと 守破離

飲み飽きしない酒。いろいろな定義があると思いますが、私が先日酒屋でたまたま手に入れてあっという間に飲み干してしまった酒。それが京都の酒蔵が醸す酒、「澤屋 まつもと 守破離」です。五百万石という酒米を使って醸したそのお酒、開けた瞬間、微かな発泡に驚きながらもするっと入るその口触りにびっくりします。かといって食事を邪魔することもない素直な味。食中酒としてもあわせやすいお酒だと思います。

特徴のないお酒。これって実は本当に表現するのが難しいんですよね。特徴がないのが良い特徴。ダメなお酒でないけれど、特出すべき特徴のないお酒。例えるならば、(セクハラが入るのかもしれないけれど)絶世の美女を毎日見るよりも、素直ないい子と毎日付き合いたい。そんな、素直だけどちょっとした個性を持った美人。でもずっとお付き合いするとぞっこん惚れ込んでる美人。そんなお酒かなぁ。いいお酒です。

パッケージも洒落てます。昔、CDショップでジャケ買いしていた自分が、今では知らない日本酒のパッケージを見てジャケ買いしているなんて、面白い話ですよね。