呑んだくれのヘ音記号

酒があったら毎日Happy。

日本酒センター 米

昨夜、私は関内の街におりました。月末の忙しい中、わざわざ上京してくれた友人に会うためです。この友人、困ったことに酒好き。私も困ったことに酒好き。週の真ん中水曜日なのにもかかわらず、仕方なく飲みに行くことになりました(いえ本当はノリノリでした)

今回訪れたお店は、「日本酒センター 米(べい)」。割と最近出来たお店のようですが、そのスタイルが極めて斬新。常時60種類程度の日本酒が専用の冷蔵庫に冷えており、各々がそれぞれのぐい呑みを持ち好きな酒を好きなだけ注ぐ。日本酒好きにはパラダイスのような空間なのです。

提供される一品料理もまずまず。炙りものはテーブルの上に置かれた焼き網で焼くスタイル。これも面白いです。お通しで出てきたのはハタハタと、ホタルイカの干物。日本酒にあわせてくれと言わんばかりのオツマミが並びました。

提供される日本酒もハイレベル。言わずとしれた獺祭を始めとした全国各地の地酒がならび、純米酒、吟醸酒、純米大吟醸までよりどりみどり。酒好きのオッサン、目が輝いちゃって困りました。私も右から左へ相当な日本酒を飲んだような気がします。でもいいんです、飲み放題だから。これで2時間2,000円って相当安くないですか?下記、一例をば。

  • 作 PROTOTYPE N(純米吟醸) サミットでも話題になった三重の地酒。美味しいのは知っていましたが、メロンを思わせるような甘さ、濃厚さとスッキリさが同居しています。このお酒を最初に楽しめたのはラッキー。
  • 楯野川 清流(純米大吟醸) 山形のお酒。柔らかい水と優しい味わいが食中酒としてのクオリティ高いですね。
  • 寫樂(純米吟醸) 会津。このブログにも過去書いていますが、こんなに早く再会できるなんて。最高の「なんともないお酒」。→褒め言葉ですよ。相変わらずの旨さ。
  • 澤屋まつもと 守破離 京都伏見。キレイ。ひたすらにキレイなお酒。透明感があるという表現が正しいかしら?ただ、この流れで飲むお酒じゃないとちょっと後悔。飲むなら一番最初に繊細な味わいを楽しみたいですね。
  • 王録 超王禄 (無濾過生詰) 松江のお酒。評判は聞いていましたが、守破離と正反対に突き抜けた、超濃厚な味わい。酒臭さがあるとも言えますが、これ好きな人たまらないやつです。
  • 風の森 ALPHA TYPE2(純米大吟醸) 奈良。今回の一番じゃないかしら。精米歩合22%なんていうとんでもない贅沢さ。微発泡のシュワシュワ感、フルーツのような若々しさ。これストライクです。イイね!まさに高級ライスワイン。
  • 醸し人九平次 雄町(純米大吟醸) 最後は和歌山の醸し人九平次。知ってはいたけど久しぶりに飲むとやっぱり上手い、美味い。正統派の日本酒、その一番綺麗なところをいただいているみたい。2時間の締めにはぴったりでした。

まぁ、相当酔っ払っていました。でもこれでは終わらない。おっさんたちは次の店へと繰り出すのでした。その話はまた次回にでも…。

いやーびっくりした風の森。本筋の日本酒として呑んだら結構びっくりしちゃうかもしれませんが、この飲み放題コンビネーションの中で光る個性はすごかったです。日本人だらけの中にちょっと欧米人とのハーフいちゃいました、的な。(意味不明)